パワハラにならない新人教育法

注意事項-1

 

 

ここからはNGとなる事例を挙げていきますので、これを注意事項としてください。まずは一番やってしまいそうな「態度によるパワハラ」です。何気ないちょっとした態度、やりとりが部下にとっては大きなプレッシャーになってしまいます。

 

 

ある特定の部下を勝手に「いじられキャラ」にしていることもあります。同僚に対しては軽い冗談のつもりで済むかもしれませんが、そういった態度に慣れていない新入社員にとっては心に傷を負う原因になります。

 

 

「明らかに冷淡な態度をみせる」のもNGです。自分にだけ冷淡な態度を取られた人がいたら、「何か悪いことをしたのか?」と、研修以外の余計な心配を与えることになります。「嘲笑する」のは無神経な笑い方と言ってもいいかもしれません。部下は上司のリアクションをかなり重く受け取っています。

 

 

過剰な負担を与えるようなパワハラも多くなっています。これは時間的、身体的、精神的に重い負担を与えることです。一昔前なら、上司や先輩にしごかれ、時間的拘束や身体的負担に耐えて成長していくものだ、という体育会的な発想がまかり通っていたかもしれませんが、誰でも自分と同じように加重を与えられても平気だと思ったらそれは間違いです。各人の能力をよく見極め、適量、無理なく成長が見込めるように負荷を与えるようにすることがポイントです。

 

 

当然ですが、とてもこなし切れないような過重労働を強いるなどは論外です。自分だって以前は過剰労働をやってきたのだからと強要してはいけません。